利用者1位は楽天ペイ?PayPay?QRコード決済サービス利用者調査




ペイペイペイペイ言ってみても、実際なにが一番使われてるの?

俺は使わないけど誰が使うの?

そんな悩みはありませんか?ありませんね。

今回はQRコード決済について利用者の実態を調査してきましたので、話のネタに見てってください。

1分で分かるQRコード決済サービスの利用者調査

対象:アンケート閲覧者2,384人の中で「QRコード決済サービスを利用した事がある」と答えた1,000人
期間:2019年3/22~3/29

集計の要約

  • QRコード決済サービスを利用した事があるのは全体の3割
  • 男性の利用が4割、女性が6割
  • 20歳~40歳の利用が7割
  • 利用されているQRコード決済サービスは主要4サービスが9割(PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払い)
  • 主要4サービスの利用比率は僅差
  • 1位:PayPay(387)
  • 2位:LINE Pay(321)
  • 3位:楽天ペイ(262)
  • 4位:d払い(228)
  • QRコード決済を毎日利用するユーザーは2%に留まる
  • 「ほとんど使わない」が38%、「月に2~3回使う」が28%、「週に1回使う」が17%
  • 5割近いユーザーが「ポイント還元」を目的に利用している
  • 3割以上のユーザーが会計がスムーズになったと実感している

こんな感じの結果が出ました。

更に細かく内容を知りたいヒマ人に向けて、調査の内訳を解説していきます。

調査の内訳

QRコード決済サービスを利用した事のある人の年齢

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男女比
女性:594人(59%)
男性:406人(41%)

さすが、流行に敏感なのはやはり女性の方ですね。

オッサンになると新しいサービスを利用するのが億劫になりますが、奥様は時短にも節約にもしっかりしているものです。

QRコード決済サービスを利用した事のある人の年齢

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年齢層
20歳~30歳:385人(38%)
31歳~40歳:338人(34%)
41歳~50歳:185人(19%)
51歳~60歳:57人(6%)
20歳未満:21人(2%)
61歳以上:14人(1%)

これも大方の予想通りでしょうか?20代が最も多く利用しています。

50歳までで全体の90%を占めていますので、この世代からスマホ操作に抵抗がなくなってくると言えます。

利用した事のあるQRコード決済サービス

 

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利用した事のあるサービス
PayPay:387人(31%)
LINE Pay:321人(26%)
楽天ペイ:262人(21%)
d払い:228人(19%)
Origami Pay:25人(2%)
メルペイ:5人(1%)
ローソンスマホレジ:4人
Alipay:4人
ウィチャットペイ:2人
チケットボード:1人
PAY ID:1人
Amazon Pay:1人
Go-Pay:1人

「100億円キャンペーン」で一気に利用者を伸ばした「PayPay」が1位!

国内7,800万人のアクティブユーザーを誇るLINEの「LINE Pay」が2位!

楽天経済圏とも言われる人気ポイントシステムを持つ楽天の「楽天ペイ」が3位!

国内最大の携帯電話キャリア、ドコモの「d払い」が4位!

上記の4社はそれぞれ最大20%ものポイント還元率を武器に続々と利用者を伸ばしています。

キャンペーンのタイミングが違いますので今回のシェア率は僅差と見て良いでしょう。

その他のサービスの普及率はまだまだのようです。

独自のユーザー層を持つ「メルペイ」、店舗の無人化を目指す「ローソンスマホレジ(旧ローソンスマホペイ)」など
特色のあるサービスが今後どのように展開していくのか注目です。

※ちなみに一応集計に入っていますが「Go-Pay」はインドネシアのバイクタクシー発祥のQRコード決済サービスです。

QRコード決済を利用する頻度

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利用頻度
ほとんど使わない:385人(38%)
月に2~3回くらい:280人(28%)
週に1回くらい:169人(17%)
週に2~5回くらい:148人(15%)
毎日:18人(2%)

QRコード決済サービスはまだまだ利用できる場面が多いとは言えず、利用頻度も決して高くはないようです。

全てのコンビニや自販機、交通機関や駅構内で利用できるようになると頻度も上がるでしょう。

とは言え、6割強の人が月に1回以上は使っているので過半数は定期的に利用すると言えます。

QRコード決済サービスを利用する理由

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利用する理由
ポイントが貯まるから:607人(46%)
会計がスムーズだから:465人(35%)
なるべく現金を持ち歩きたくないから:167人(13%)
よく分からない:80人(6%)

「よく使われているQRコード決済サービス」上位4社がそれぞれ巨額のポイント還元を実施していますが、やはり利用者もお得なキャンペーン目当てのようです。

利用者も自分が狙っているポイントの種類があったり、クレジットカードやポイントカードを併用して更にお得に利用するなど使い方も多様化しています。

そしてQRコード決済サービスを利用した人は会計のスムーズさも実感しているようですね。携帯でピピっと買い物が済んでしまうのはやはり楽です。

余談:今後の動向予測

個人的な見解ですが、QRコード決済サービスはいくつかのタイプに分類されるのではないかと予想します。

■消費型=主にポイント還元などでお得に買い物をするためのサービス
例)PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払いなど

ポイントを貯めたり使ったり、そのアプリを使うことが消費者のお得に繋がるサービス。

■送受金型=主に個人間、法人間、法人個人間の送受金に使うサービス
例)J-Coin Pay、pring、ゆうちょペイなど

特に銀行系サービスは高い信頼性と口座出金手数料無料、(法律上は)資金移動の金額上限がないため非常に便利なサービスに発展する可能性があります。
オフラインでのフリーマーケットから会社の給料支払いまで幅広く使える事が期待されます。

■体験型=商業施設や遊戯施設、交通機関などで入場から退場までをスマホで完結させられるサービス
例)ローソンスマホレジ、チケットボードなど

コンビニの無人化や遊園地のアトラクションなど様々な場面での使い方が考えられます。
オッサンが大好きなスーパー銭湯はリストバンドによる決済が主流ですよね。
体験型のQRコード決済サービスが普及すれば、生活の様々な場面がスーパー銭湯状態。入退場の受付・精算すら必要ありません。

 

今回の調査について

お知らせ
当ブログでは今回の調査データを無償で提供いたします。

具体的な調査方法を含む全データ(協力していただいた人の個人情報を除く)をcsvで提供します。

便利なサービスの普及にお役立てくだされば幸いです。商用私用は問いません。

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