プリン(pring)の使い方~オッサンのためのQRコード決済解説9~




プリン(pring)の使い方~オッサンのためのQRコード決済解説9~

プリンというQRコード決済サービスをご存知ですか?オッサンは知らないですよね。
世の中ペイペイペイペイ一斉に騒ぎ始めた中、微妙なネーミングとプロモーションがアレなのかイマイチ浸透していないサービスです。
今回は食べない方のプリンについて解説していきます。

プリン(pring)とは

みずほFGと株式会社メタップス(マザーズ上場)が合同で開発した送金アプリです。
大手の銀行が絡んでいるので安心感があります。
テーマは「お金コミュニケーションアプリ」ですから、もともとは割り勘など個人間での送金を目的としてリリースされましたが、
お店の支払いなどのQRコード決済サービスが追加されました。
プリン(pring)は2018年11月には伊藤忠商事、ニチガス、SBIインベストメント、SMBCベンチャーキャピタルなどから総額12.8億円の資金調達を実施し、
リリースから1年で送金額が累計15億円を突破した注目のサービスです。

プリン(pring) - 送受金アプリ

プリン(pring) – 送受金アプリ

pring Inc.無料posted withアプリーチ

 

プリン(pring)の支払い方法

プリン(pring)への登録は銀行口座のみで、クレジットカードには対応していません。

プリン(pring)が使える銀行口座
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • 楽天銀行
  • ジャパンネット銀行
  • イオン銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 福岡銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 北九州銀行
  • 近畿大阪銀行
  • 東邦銀行
  • 百十四銀行
やり取りしたお金は無料で銀行口座に戻せますので、非常にシンプルな仕組みです。
個人間の送金に手数料は一切かからず、銀行口座への出金も無料なのはプリンだけ(2019年3月現在)です。
そして受け取ったお金もセブン銀行ATMなら1日に1回まで無料で現金を引き出すことができます。(2回目から200円)

プリン(pring)で個人間の送金

お金をおくる

あらかじめオートチャージを設定していると、登録した銀行口座の残高の範囲で1日1回あたり100万円以内を送金できます。
オートチャージを設定していない場合は先に送金したい金額をアプリ内にチャージしておく必要があります。
送金の手数料は一切かからず、1円から送金できます

「お金をおくる」をタップし、送金相手を選択します。
相手のIDか電話番号で検索するか、LINE、SMS、QRで送る方法があります。
(「QRでおくる」を選ぶと自分のQRコードが表示され相手が読み込む必要があるので、目の前にいる時に使えます。)
送金したい相手がアプリに登録していない場合はLINEやSMS、メールなどで招待URLを送る事ができます。

お金を受け取る

アプリホーム画面の上部に、未読のマークと名前が表示されますので、それをタップします。
「受け取る」をタップするとことで、プリン(pring)の残高に追加されます。

お金をもらう

プリン(pring)で言う「お金をもらう」とは上で説明している「お金を受け取る」ことではなく、「お金を請求する」ことです。
面白いですね。飲み会の幹事などが集金額を計算して、それぞれに集金する際に使えます。
「お金をおくる」と同じ手順で相手を選び、指定した金額を請求する事ができます。

プリン(pring)をお店で使う

お店での支払いに使用する場合は、他のQRコード決済サービスと同じく、

  • お店のQRコードを読み取る
  • 自分のQRコードを読み取ってもらう

の2通りです。
プリン(pring)の最大の弱点は2019年3月時点で使えるお店が全然ない事です。
法人だけでなく個人事業主にも加盟店募集をしていますし、決済手数料が0.95%と非常に低水準のため今後の普及に期待できます。

業務用プリン(pring)登場

なんでまた「業務用プリン」なんて名前にしてしまったのでしょう。
「業務用プリン」と検索すると当然ですが、業務用の美味しそうなプリンがたくさん出てきてしまいます・・・

業務用プリン(pring)とは法人口座から個人に送金できるサービスです。
経費の精算から報酬支払い、ちょっとした立替金の支払いを簡単に済ませる事ができます。
「会社に帰って経費を精算したいのに、小銭が足りない」なんて問題もなくなります。

会社から従業員への送金だけでなく、買取り店などのサービスにも使えますよね。
出張買取りなどで商品を査定したら、現金を持って行かなくてもその場で支払いができます。

追記:
業務用プリンの手数料は法人から個人への送金のみ1回200円(税抜)でした。
(2019年12月末までは無料)
ちょっとした経費の精算に200円は考えてしまいますね。

給料がプリン(pring)払いになるかも!?

2019年1月には政府が電子マネーによる賃金の支払いを解禁する検討を進めていることを発表しました。
労基法が改正されればプリン(pring)などの電子マネーによる給料支払いも可能になるという事です。
銀行口座振り込みによる給料支払いに対する事務の煩雑さや、振込手数料はハンパないですから、手数料次第では多くの会社が導入するでしょう。

政府が国家戦略特区で、電子マネーを中心とする「デジタルマネー」を使った賃金の支払いを解禁する検討を進めていることが22日、分かった。
現金や、銀行など金融機関口座への振り込みに限定する現行規制を緩和することでキャッシュレス化を推進する狙い。
デジタルマネーの事業者が経営破綻した場合に支給が滞る恐れが課題となっており、労働者保護のための対応策を関係団体と協議する方針だ。

Sankeibiz
賃金デジタル払い解禁を検討 国家戦略特区でキャッシュレス化推進

プリン(pring) のメリット・デメリット

プリン(pring)のメリット

  • 個人間の送金に手数料は一切かからない
  • 銀行口座への出金も無料なのはプリンだけ(2019年3月現在)
  • セブン銀行ATMなら1日に1回まで無料で現金を引き出せる(2回目から200円)
  • 決済手数料0.95%(お店側)
  • 送金上限1回100万円
  • 残高上限 1億円
    ▲可愛いデザインのアプリなのにえげつない利用金額ですね。

プリン(pring)のデメリット

  • 使えるお店が全然ない
  • 加盟店検索機能がない
  • ポイント還元がない

今ならイオン銀行との接続で500円もらえます。
▲2019年3月18日(月) 0:00 〜 2019年4月18日(木) 23:59

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